FIBA・W杯アジア予選パワーランキング更新 日本は1つ上げて6位、7月のWindow3で中国に“借りを返せるか”
FIBA(国際バスケットボール連盟)が、ワールドカップ2027アジア地区予選に向けたパワーランキングの第5弾を発表しました。7月のWindow3を前にした最新の“格付け”で、男子日本代表(アカツキジャパン)は前回から1つ順位を上げて6位となっています。本記事では、ランキングの意味から日本の現在地、注目の対戦カード、全16か国の順位までを、バスケをあまり追っていない人にもわかるように整理しました。
▲ 関連動画:日本×チャイニーズ・タイペイ/FIBAワールドカップ予選ハイライト(日テレスポーツ公式・YouTube)
そもそも「パワーランキング」とは?
パワーランキングは、FIBAの公式ランキング(世界ランキング)とは別物です。世界ランキングが過去の公式戦の結果を積み上げて算出される“数値的な序列”であるのに対し、パワーランキングは直近のコンディションや戦力、強化試合の出来などを踏まえて編集的に評価する“勢いの目安”という位置づけです。あくまで参考指標ですが、各国の現在の充実度を直感的につかむのに役立ちます。今回はW杯2027アジア予選を戦う16か国を対象にした第5弾です。
日本は6位に浮上 ── グループB首位での躍進
日本代表は前回から1ランクアップの6位に評価されました。背景にあるのが、Window2で韓国代表を下し、桶谷大ヘッドコーチ体制での初勝利を挙げたことです。FIBA公式も、この初白星を挙げた桶谷HCについて前向きに評価していると伝えられています。
戦力面では、NBAでの経験を持つ渡邊雄太や、得点力に定評のある富永啓生といったタレントに加え、ユース世代から台頭してきた若手が揃っている点が評価されました。日本は現在、予選のグループBで首位に立っており、ランキングの数字以上に「勢い」を感じさせる立ち位置にあります。
最大の見どころは“中国へのリベンジ”
日本にとってWindow3最大のテーマが、前回の対戦で敗れている中国へどう向かうか、という点です。同じグループBで首位を争う相手だけに、ここでの直接対決は本大会出場に向けて大きな意味を持ちます。FIBA公式も、日本が中国に「借りを返せるかどうか」をWindow3の見どころの一つに挙げています。
2位中国は“中国のヨキッチ”が参戦 ── 警戒度アップ
トップ3はオーストラリア・中国・ニュージーランドの順で変動なし。なかでも2位の中国は警戒度が一段と高まっています。その理由が、NBAのポートランド・トレイルブレイザーズでルーキーイヤーを終えたばかりの若きビッグマン、ヤン・ハンセンの代表参戦です。プレースタイルから“中国のヨキッチ”とも称される存在で、代表チームにどのような化学反応をもたらすかに注目が集まっています。直近の強化試合でオーストラリアやオランダを破るなど、中国はコンディションを着実に上げていると伝えられています。
韓国は12位に後退 ── エース不在の痛手
東アジアのライバル・韓国は、1ランクダウンの12位に沈みました。Window2でチャイニーズ・タイペイと日本に連敗したことに加え、編成面でも痛手を負っています。長崎ヴェルカでBリーグ優勝を経験したエースのイ・ヒョンジュンが、NBAサマーリーグへの挑戦を優先して代表活動を欠場する見通しで、戦力ダウンは避けられないと見られています。日本にとっては、グループ内のライバルの状況という意味でも見逃せないポイントです。
【一覧】W杯2027アジア予選パワーランキング 第5弾
発表された全16か国の順位は以下の通りです(カッコ内は前回からの増減)。表は横にスクロールできます。
| 順位 | 国 | 増減 | グループ |
|---|---|---|---|
| 1 | オーストラリア | ±0 | A |
| 2 | 中国 | ±0 | B |
| 3 | ニュージーランド | ±0 | A |
| 4 | カタール | +1 | D |
| 5 | ヨルダン | -1 | C |
| 6 | 日本 | +1 | B |
| 7 | レバノン | -1 | D |
| 8 | チャイニーズ・タイペイ | ±0 | B |
| 9 | イラン | +1 | C |
| 10 | フィリピン | -1 | A |
| 11 | シリア | +1 | C |
| 12 | 韓国 | -1 | B |
| 13 | サウジアラビア | ±0 | D |
| 14 | イラク | ±0 | C |
| 15 | グアム | +1 | A |
| 16 | インド | -1 | D |
グループB(日本の所属)には、2位・中国、8位・チャイニーズタイペイ、12位・韓国と、東アジアの強豪がひしめいています。日本が首位をキープできるかは、この同組対決の行方にかかっています。
7月Window3の見どころ整理
W杯アジア予選は「Window制」と呼ばれる方式で、年に数回、決まった期間(Window)に集中して試合が組まれます。7月のWindow3は、本大会出場へ向けてグループ内の順位を固める重要な区切りです。日本にとっては、同組の中国・韓国といったライバルとの直接対決が勝ち抜けに直結します。具体的な対戦カード・日程・放送配信が確定したら、本サイトの順位・日程と速報であらためてまとめます。
まとめ
日本はグループB首位、パワーランキングでも6位と、着実に評価を高めています。7月のWindow3では中国へのリベンジが最大のテーマ。エースを欠く韓国の状況も含め、グループB内の力関係は流動的です。渡邊雄太・富永啓生らの主力に若手がどう絡むか、メンバー構成にも注目しながら、続報を追っていきましょう。
なお、ランキングや戦力評価はあくまで現時点の見立てであり、実際の結果は試合で決まります。最新・正確な情報は出典元および各公式サイトでご確認ください。
よくある質問(FAQ)
Q. パワーランキングとFIBA世界ランキングは違うの?
A. 違います。世界ランキングは公式戦の積み上げによる数値的な序列、パワーランキングは直近の勢いや戦力を踏まえた参考指標です。
Q. 日本はW杯本大会に出られそう?
A. 現時点でグループB首位と good な位置にいますが、出場は今後の直接対決の結果次第です。7月のWindow3が大きなヤマ場になります。
出典:バスケットボールキング「FIBAがW杯アジア予選の最新格付けを発表」(2026年6月25日)
https://basketballking.jp/news/japan/20260625/620566.html